新井・湯浅・太田研究室
(Arai-Yuasa-Ota Laboratory)
( 知能システム学研究室 Advanced Systems Laboratory)
新井・湯浅・太田研究室では,従来から研究してきた知能ロボット学を発展させた「知能システム学」の確立を目指す.
従来,ロボット工学( Robot Engineering )は「如何に巧く機構を動かすか」を研究してきた.しかし,人工知能研究が認知科学に移行していったように,ロボット工学も徐々に人や動物の行動原理を求める方向に向いつつあり,最終的には人間学になると予想される.
当研究室ではここ数年「人に優しい機械としてのロボット」を追及し,「ロボットの群制御による柔らかい機械の実現」,「器用な操作を行なう知能ロボットの開発」を目指してきた.
これからは,それらを発展させ,以下の三者を核とする,新しい知能システム設計のための方法論の確立を目指す.
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ロボットによる知的作業実現,群ロボットの作業計画,協調制御
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ロボットの管理システム,人間ロボット共存社会のための環境設計,人間との協調システム
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上記のエージェントから構成されるマルチエージェント系のモデル化,制御系設計.それらに基づく知能システム設計論の構築.
具体的な研究対象としては,
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群ロボットによる作業( Dwarf & Cooperation ):群ロボットの協調による作業計画及び実現,協調ハンドリング,脚ロボットの協調制御.
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創発的行動 (Emergent Behavior ):実世界で動作するロボットの行動学習,自律分散システムのモデル化,自己組織化.
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ロボットを介在とする知的空間の創成( System Integration
):ロボットや人間の活動を支援する情報機器の環境内配置,人間が操作する群ロボットシステム,ロボットの故障保全システム.
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汎用操作論( General Manipulation Theory ):グラスプレス操作,リリース型操作等,掴みを伴わず環境を利用した操作を含んだ,一般的操作手法の体系化.
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生産システム( Production ):自律分散型生産システム,群ロボットによる柔軟な搬送システム.
の5部門を構成する.
研究グループ紹介
年代別Publication
研究室の発表論文は,年代別に参照できる.
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